大坂で出会ったタクシー運転手さん
仕事でタクシーを利用することが多いのですが、
近距離だと申し訳なく思います。
長い時間待っていて、乗った客が
初乗り運賃プラスほんの少しの距離。
でも、
「近くてもOK」なんて書いてある。
さらに、タクシーに乗り込むと、
「おもてなし第一」 と書いてある。
でも、近距離だと、あからさまに嫌な顔をされる。
嘘じゃん!
仕事上でミッションだとか、理念とか掲げるのは
いいけれど、
そのミッションなり、理念を忘れず、心がけ続けることが
大切だと思う。
自分への戒めの意味もこめて。
ふと、大坂で出会ったタクシー運転手さんのことを
思い出した。
乗車するなり、
「どちらに行きますか? 時間通りに行きますよ!」と。
そして行き先を告げると、
「普通のタクシーだったら、30分かかるけれど、
20分でつきますよ!」と。
昔、レーシングか何かにはまっていたことがあったらしい。
といっても、タクシーでスピードオーバーはできない。
その運ちゃんがどうしたかというと、
時間によって、すいている道が違う。
あと何分後に、あの信号は赤になるから、こちらの道へ。
なーんてことを言いながら、
時間きっかりで到着してくれた。
時間に応じて、通る道を変えるのは、
他の運ちゃんでもやっていること。
けれど、その運ちゃんは、僕を楽しませてくれた。
本人にとっては、当たり前にやっていることであっても、
プロの話は素人からすると、聞いていて楽しいことがある。
お客さんを喜ばせたい、楽しませたい。
という気持ちを持っているか持っていないかの
違いなんだろうなぁ。
杉浦
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