マインドマップとフローの関係

2019年4月16日更新
マインドマップでブランチを描く時のコツ
マインドマップを書く際、ブランチにゆっくりと丁寧に色を塗っていると、なんともいえないリラックス感を味わうことができる。
そして、あっという間に時間が過ぎている。
おそらく、丁寧に色を塗ることで指先の感覚や、まだ、色を塗っていない部分に意識がフォーカスされるからだと思う。
書籍『インナーワーク』の著者ティモシー・ガルウェイ氏流に言うと、クリアーな知覚を体験することができる。
書籍『脳の右側で描け』の著者ベティ・エドワード氏流にいうと、Lモード、Rモードのうち、Rモードがこれに近い状態か?
さて、それはフローの状態かというと、そうではないと思う。
ただの集中状態なのではないか?と思っている。
フローとフロー体験
フローというのは、集中するだけでなく、自分が発揮しうる限りのパフォーマンスを発揮できていることがポイントかなと。
(そのためには、チャレンジスピリットが大切とフローの提唱者、チクセントミハイはおっしゃっている)
知り合いの外科医などに聞くと、そのような経験を時々するらしい。
オペが終わる段階で、あっという間に時間が過ぎていたことや、自分でも驚くくらいの手技でオペをこなしていたことに気づくようです。
僕自身も、麻酔科で働いていた時に、何度かそのような経験をした。
難しい麻酔の時ほど、そのような体験をした。
前日、患者さんの診察をした後から、麻酔計画を立てどのように麻酔をするか?どのようなアクシデントが起こりうるか?
をイメージする。
そんなことを十分に考えながら麻酔にのぞむ。
専門的な話になるけれど、オペをする際、呼吸を完全に止めることになる。そのために、筋弛緩剤を注射する。
その筋弛緩剤の追加のタイミングを誤ると、オペが終わっても呼吸が弱々しい。
腎臓の機能が悪い場合などはなおさらだ。
次のオペのためには、できる限り早く自然な呼吸が戻ってきて、早く目が覚めてほしい。
理想を言うと、開腹した部分を縫い終わって、オペ終了になった瞬間に自然な呼吸が戻ってきて、患者さんの目が覚めるのがベスト。
そして、そのような理想的な状態を何度か経験した。
今から考えると、フローの状態の時もあったように思う。
緊張感をもっていながらも、オペ室内で起こっていることに対して感覚が研ぎ澄まされている状態。
きっと、難しいオペをする外科の先生とか、難しいオペをする麻酔科医って、フローの経験が結構あるのではないかと思う。
今は、そのような現場から遠ざかっているけれど、
マインドマップを使うことで、仕事や日常生活のあらゆる場面で、フローを体験しやすくなるのではないか?
という気がしている。
しばらく、マインドマップとフローとの関係について、
探ってみようと思う。
面白い結果が出たら、セミナーを開催しようかなぁ。
この記事のまとめ
まとめ
マインドマップを描くときは、枝を丁寧にゆっくりと塗りましょう。それだけでリラックスや精神集中しやすくなります。
丁寧によいものを作ろうと思えば思うほど、フロー状態に入りやすくなると思います。
杉浦
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