講座中によくいただく、マインドマップQ&A
マインドマップ講座受講生からご質問をいただきましたので、
このブログ上で回答します。
Q1:
杉浦さん どうすればもっともっとイメ-ジをふくらませるのでしょうか。
どうすれば枝をのばせれるんでしょうか。
やはり日頃から本や雑誌など情報をあつめるしか・・・
以下の回答はすべて、杉浦の個人的な意見になることを
ご了承ください。
A1:
記憶術のコツはイメージと連想を使うことです。
連想が苦手という方はあまり多くありませんが、
(もしも苦手だとしても、メンタルブロックが外れれば
連想はすぐにできるようになります。)
イメージが苦手という方が多いようです。
記憶術のトレーニングでは、
耳にした単語を全てイメージにする練習をすることが
あります。
私はイメージ化に苦労している方ですので、
いまだに単語調を使って、イメージ化の練習を
しています。
(おもてにキーワードを書く)
例えば、
薬、成功、開発、トレーニング・・・
と聴いて、すぐにイメージが浮かぶでしょうか?
早速描いてみましたが、“開発”はなかなか思いつかず、
1分ほど考えてしまいました。
講座中にもこのようなトレーニングをしますが、
やはり、トレーニングが一番でしょう。
イラスト集のような本を購入して、
とりあえず一冊書き写してみるのもよいかもしれません。
他には、それぞれのキーワードから連想を拡げてから
描くのもよい方法です。
例えば、
薬⇒製薬会社⇒小林製薬⇒ナイシトール
⇒メルモちゃん⇒変身
開発⇒駅前開発⇒ブルドーザー⇒クレーン車
⇒新発売⇒車
このように連想してから描くこともあります。
ただし、大切なのは将来的に、何を求めるか?
だと思います。
イメージが上手なマインドマップをかきたいのか
あるいは、それは二の次なのか?
目的に応じて、イメージにこだわればよいと
思います。
例えば、
スケジュール管理のマインドマップをかく時は、
スピード重視ですので、
私はセントラル・イメージはいつも同じような
ものばかりかいています。
>どうすればもっともっとイメ-ジをふくらませるのでしょうか。
>どうすれば枝をのばせれるんでしょうか。
上記のご質問を、
もっともっとマインドマップにキーワードをたくさん書きたい!
という意味で捉えるのであれば、
発想を拡げるのにてっとり早いのは、
連想を使ってどんどんブランチをつなげていくことです。
全く関係のないアイデアであっても、
思いついたものを書くという練習を続けるのが
よいと思います。
*4月3日の勉強会ではそのような練習を
していただきました。
目的にもよりますが、
知識を整理したいのであれば、
本やニュースの知識が必要になりますが、
自分の頭の中にある情報を整理したいのであれば、
知識の多さはあまり関係ありません。
最初のうちは時間がかかりますが
(時に1時間くらいかかることもある)
自分の中にある
「こんなことかいてもなぁ~」という
制限が外れるまでは書き続けてみてください。
Q2:
マインドマップをかいていても、そのメリットが分からない
A2:
よく聞かれるご質問です。
何のマインドマップをかいているかによっても
回答が変わってきますが、
(発想を拡げるためのマインドマップなのか?
何かを整理するためのマインドマップなのか?)
多くの場合は、
(その人にとって)情報量が少ないマインドマップをかいている。
そのような時に、マインドマップのメリットが感じられない
気がしています。
*どちらかというと、整理のためのマインドマップ
例えば、毎日のルーチンワークをかく場合、
しかも、
やるべきことを頭の中で完全に把握している場合、
(鼻歌を歌いながらできるような仕事)
そのような時はマインドマップをかいても
あまり効果が感じられないと思います。
*その人のワーキングメモリーの大きさにもよりますが。
ですから、
マインドマップをかいても効果が感じられない
という場合は、
自分の頭の中だけでは到底整理がつかないことを
マインドマップにしてみてください。
また、同じ情報を箇条書きにもしてみてください。
両者を比べて明らかに違いが感じられるならば、
それがマインドマップのメリットです。
逆に複雑な内容であっても、
あまり効果が感じられないのであれば、
あなたが、複雑な内容を構造的に把握する
能力に優れているのかもしれません。
そのような場合は、
あなたがあなた自身のためにマインドマップを
使う必要は少ないかもしれません。
ただし、上記のような頭のよい人ほど、
自分の考えを他人に説明するためには、
マインドマップが必要になることが多いです。
Q3:
イメージは書かないといけませんか?
Q3:
イメージを使うメリットは何だと思いますか?
目的によってはイメージをかかなくても
よい場合があると思います。
実際私も、二度と見直すことがないマインドマップは
(走り書きのメモのようなモノ)
イメージを書くことがあまりありません。
でも、それ以外の場合はイメージを書くように
しています。
ひとつには、純粋に絵が上手になりたいから、
そのトレーニングとして。
ひとつには、イメージが私の脳を刺激して
くれることを期待して。
他には・・・
イメージをかくと、直感的に理解できるから。
例えば、トイレのマークはぱっと見て、
男性用か女性用かが分かりますよね。
では、直感的に理解できるとなぜよいのか?
直感的に理解できることは、
私たちの脳にとって、どのような効果があるのか?
上記の“問い”については、
ご自分で考えてみてください。
Q4:
杉浦さんはセントラル・イメージにどれくらい
時間をかけますか?
A4:
描くイメージにもよりますが、将来のヴィジョンの
マインドマップをかく場合には、
セントラル・イメージを決めるのに1時間くらいは
かけています。
イメージというより、自分にとって大切な
メタファーが浮かんだ時、
(メタファーについてはご自分で調べてください。)
そのマインドマップを見直すことがなくても、
ヴィジョンを強烈に心に焼き付けることが
できるからです。
その他の場合には、
時間の余裕があれば、イメージを描いたり
色塗りをしてリラックスしたいので、
15分くらいかける時もあります。
反対に忙しい時、とりあえず頭の中を
整理することが一番の目的の時は、
1分程度でさらっと描いています。
以上。
他にいただいたご質問についても、
随時追加していきます。
杉浦
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