ゼロおばさんから学ぶんだこと。
今日、電車に乗っているとあの
なんでも“ゼロ化”” おばさんに出会いました。
ゼロ化おばさんのことは皆さんご存知だと思いますが、
ゼロ化おばさんについて詳しくない方は、
続きをお読みください。
↓
電車の中で聞こえてきたおばさんの会話
ケース1:
「昨日ね、病院で血圧はかってもらったら、
血圧が測りにくいですねって、言われちゃった」
(そして、ゼロおばさんは、下記のように結論づけた)
「あたし、死人かね!」
ケース2:
「昨日、久しぶりに身長を測ったら、また縮んでた。」
(そして、ゼロおばさんは、下記のように結論づけた)
「明日にはあたし、いなくなっちゃうかもね」
電車の中で、そういった話が聞こえてきて、
心の中で大爆笑!
もう、読書どころではありませんでした。
でも、おもしろいで片付けてしまっては、
日常から学びを得ることができません。
私は、“ゼロ化おばさん”を私のイメージの中で、
二度と出会うことができないだろうけれど、
師匠
に格上げし、
そこから学ぶことにしました。
ゼロ化おばさんの発言は、何が面白いのか?
おそらく、極端に小さくしてしまうから
面白いのです。
そこで私は、これを、
“ゼロ化” と名づけ、
笑いのテクニックとしてノートに書き込みました。
また、“ゼロ化”があるのであれば、“マックス化”も
存在するはずです。
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以下、補足説明です。
ある現象から学びを得るためには、法則性を探したり、
共通する概念を見つける必要があります。
コルブの学習サイクルでも、そのプロセスが存在しています。
私は、●●サイクルだとか、回転寿司だとか、
くるくる回るものが好きということもあるのですが、
この、法則を探すことがとても好きです。
なぜならば、法則性を見つけてしまえば、
あらゆることに応用が可能になり、
・次回、実践し、
・うまくいったかどうかを検証し、
・さらに改良していけば、
より学習が深くなっていくからです。
ちなにみ、より質の高い学習サイクルを回すためには、
質のよい体験が必要です。
では、質のよい体験とは何か?
歯を磨いた。
という体験から何かを学べるか?
と考えたら、明らかに質のよい学びは少ないでしょう。
では、
部下が突然退職を言い出した
という体験から何かを学べるか?
と考えたら、学ぶたいことがたくさんありそうって
感じませんか?
歯を磨いたという体験と、部下が突然退職したという体験
違いは何でしょうか?
質のよい体験が得られるのはどのような時なのか?
調べればいろいろと書いてありますが、
シンプルにいうと、
感情が動かされた時です。
失敗した、成功した、悲しい気持ちになった、悔しかったなど。
なんらかの感情の動きがあった体験ほど、
深い体験であり、そこから何かを学ぶチャンスです。
そして、深い体験をした時ほど、
深く観察することが大切です。
・周りで何が起こっていたのか?
・自分の中で何が起こっていたのか?
・それはどのような影響を及ぼしたのか?
など。
コルブの学習サイクルについては
→こちら
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では、ゼロ化、マックス化の実践です。
病院の待合編:
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「咳をし過ぎて、魂まで飛んでいきそうだわ!」
-ゼロ化-
「あの人の咳、うるさいわね。台風かと思っちゃったわ!」
-マックス化-
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リラックスタイム編:
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「この果物おいしいわね。中に巣を作って住みたいわ!
あ~あ、ありんこになりたい!」
-ゼロ化の応用-
「この果物おいしいわね。初体験の味がするわ!」
-下ネタもはさんだ、マックス化-
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書いていて思ったけれど、
人の話に便乗して、ゼロ化やマックス化をする場合、
その人の五感表現に注目する必要がありそうだ。
これは、五感を磨くトレーニングにもなるに違いない。
さて、例題です。
もしもあなたが、以下の発言をしたとしたら、
どのように“ゼロ化”や“マックス化”をブレンドしますか?
例:
「昨日、寝付けなくてさ~・・・・」
「あ~あ、おなか空いた!・・・・」
「この靴下可愛いでしょ!・・・・」
どうぞ、皆さんが見つけた(勝手に作り出した)
法則もお教えください。
杉浦
追伸:
少林老女 [DVD]
ちなみにこの映画、今回の記事とは何も関係ありません。
とてもくだらないのですが、
くだらな過ぎて、結果が気になり夜な夜な見て
しまいました。
気が向いたら、MM登録を!
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