メンターという生き方について
いつもブログに訪問いただき、ありがとうございます。
2年近く研修や会議ファシリテーション、
職員へのコーチングなどで関わっている組織があります。
最初は研修をやってもうまくいかない。
その場限りに終わってしまう。
組織を変えるために、本気になっている人は
一部の人だけ。
あれこれと助言しても、
その通りには動いてくれない。
そんな状況の中、とても悩みました。
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誉めても、叱りつけても どのように接したとしても
人は、それに応じた育ち方をする
子をみれば、親がわかり
部下をみれば、上司がわかり
社員をみれば、社長がわかる
人は育てたように、育っている
相手が本気にならないのは、
自分が本気になっていないから
怒らないとやらないのは、怒ってやらせてきたから
まわりが助けてくれないのは、
自分がまわりを助けてこなかったから
つまり
他人を変えたければ、自分を変えれば良い
人を育てたければ、
自分が成長することを楽しむことである
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多くの企業を上場させてきた、福島正信氏。
現在、東京中の少・中・高で導入が検討され、
日本各地、世界のあちこちで開催されている
ドリームプランプレゼンテーションの仕掛け人です。
この本に書いてあることは言われれば当たり前のこと。
アマゾンのレビューを見ると、
精神論が多いだとか、
目新しい記述がない
という記載もあった。
こういった類の本をあまり読んだことがないため、
はじめて読んだときには、衝撃を受けた。
しかし、読書家の人からしたら、
どこの本にも書いてある内容なのかもしれない。
ただ、僕は救われた。
まず、自分が本気になって関わっていないことを
反省した。
まず、自分のやる気をみせるために、
徹夜でその組織のためにできることをしたこともある。
上から目線で教えたり助言するのではなく、
精いっぱい言葉でも行動でも応援した。
助言よりも、先方の意見を聴くことにした。
人はそう簡単には変わらない。
しかし、じわりじわりと変化が起こってきた。
ひとり、またひとりとやる気になって、
とりくむ人が増えてきた。
ずっとずっとAさんに、
「○○してはどうですか?」
と提案していた。
でも、なかなか受け入れてもらえなかった。
人はそんなに簡単には変わらない。
ある時、私が○○について楽しそうに話していると、
「私も○○を学んでみようかな」
と言ってくれた。
自分が楽しそうにしている姿を見せれば、
人には伝わるんだということをしった。
精神論こそ、具体的手法を求めるのではなく、
自分なりに何ができるかに落とし込んで、
試行錯誤しながら、
長い目で見ながら辛抱強く続けることで、
自分なりのノウハウが肚落ちすると
いまでは思えるようになった。
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