ストレスケア研修はじまりました。
某企業様での
全16回にわたる、ストレスケア研修がスタートしました。
その研修で話しているこんなストーリー。
あなただったら、どうこのストレスに対処しますか?
【一本のひも】
ある農夫が市場を歩いていたら、
目の前に一本のひもが落ちていた。
なんだろう?と思って、ひょいっとそのひもを拾って
ポケットにしまった。
その姿をたまたま見ていた人がいた。
農夫が一本のひもを拾った日、
市場で財布を落とした人がいた。
農夫が疑われた。
農夫はひもを拾っただけだと主張したが、
しばらく犯人扱いされた。
その後、財布は無事見つかった。
数年後・・・
誰もがその事件のことをすっかりと忘れていた。
農夫をのぞいては・・・・
農夫は、農業をすることなく、
ずっとその事件のことを気にかけ死んでいった。
このストーリーを聞いて、
あなたが農夫だったら、どのように対処しますか?
ストレスケアにはたくさんの方法があるが、
とてもシンプルだけど大切なことは、
私のコントロール範囲内のことは何か?
と自身に問うこと。
犯人として疑われたという事実は変えようがない。
そこに意識を集中し続けても何も解決しない。
農夫が自分の力でなんとかできることは何か?
事実は事実として忘れることはできないかもしれない。
けれど、農業を始めることはできたはず。
あの事件のこと、みんなどう思っている?
と聞けば、
「濡れ衣を着せられて大変だったな。気持ちわかるよ」
と言ってくれる人がいたかもしれない。
自分の行動はコントロール可能。
他に、何がコントロール可能でしょうか?
変えられないこと、変えるのが難しいことではなく、
自分で変えられることに意識を向けて、行動を起こすこと。
それが、ストレスケアのシンプルな方法のひとつです。
杉浦
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