コーチングで絶対に使っていけない質問?
コーチングや部下指導などにおいて、
質問というひとつのスキルを使う。
その中に
絶対に使っていけない質問が
あるらしい。
質問というのは、
あなたがいて、相手がいる。
そういう関係の中で使う
言葉のこと。
コーチングを教えている人も
コーチング関係の本でも
時々見たり耳にするのが、
いつ、どこで、誰と、どのように
という質問は使ってよいが、
なぜ?どうして?
の質問は使っていけない
ようです。
え、本当ですか?
今すぐ僕は使いたいし、
聞いてみたいです。
どうして使っていけないのですか?
あなた、
使っていないのですか?
実に
おかしな話です。
なぜ?、どうして?を
使っていけないなんて。
といいつつ、
使っていけないと教えていた張本人は、
ぼくです。
本に書いてあることを
鵜呑みにして、教えていました。
反省してます。
でも、
今はめちゃくちゃ多用しているし、
むしろ、
人間関係において、
コーチングにおいても
絶対に必要な質問と教えています。
なぜか?
あなたがいて、相手がいる。
質問とは
そのような人間関係の中で使われる。
少し脱線しますが、
どこ?
という質問について考えてみる。
美味しいお店について、
それどこにあるのですか?
と聞かれれば、
相手は喜んで答えてくれる
ことが多い。
これは、
情報を共有するという
関係ができている時に
うまく機能します。
では、
こんな場面では?
予定の時間になっても
待ち合わせ場所に来ない人に
対してあなたはイライラ。
そんな時に相手に、
どこに行ってたの!
と聞けば、
相手は大抵、
やばい。しまった!
と思う。
そこには、
責める人、責めらる人の
関係ができているからです。
あるいは、
心配する人、される人
という関係かもしれません。
もうこれ以上説明するのは
蛇足かもしれませんね。
質問とは人間関係の中で
使われるわけでして、
おそらく、
全ての質問は、
お互いの関係によって、
相手に与える影響がかわると
思うのです。
例えば、
仕事は真面目にやらなきゃいかん。
という発言に対して、
いろんな目的を持って、
なぜ? どうしてを使いたいのです。
その発言の背景に
どのような思い込みがあって、
言っているのか?
その思い込みが、
発言者を苦しめているのなら、
その思い込みを外すきっかけとして、
なぜ? どうしてを
使います。
真面目にやらなきゃいかんの背景には、
真面目にやらないと失敗してしまう。
真面目にやらないのはダメな人間だ。
真面目にやらない人には価値がない。
そんな、
恐怖心から使っているかも
しれない。
それで、無意識のうちに
苦しんでいるかもしれない。
その人を苦しめている、
強すぎる思い込みを外すために
使う。
そして、
背景にある思い込みが見えてきたら、
失敗してもあなたのこと好きですよ。
そう伝えたい。
言えないことも多いけど・・・
また、お互いの思い込みの違い、
多様性を尊重しあうために、
なぜ? どうして?
を、使う事も多い?
僕が、
チームビルディングの研修でも
よくおこなう、
定番ワークのひとつです。
何気ない発言に対して、
なぜ? どうして?
そう考えるのか?
人は本来、
全く違う人生を生きてきて、
全く違う価値観を持っている。
まず、その前提に立ち、
聞いてみないと分からない
からです。
あなたのこと、
あなたが生きてきた人生のこと、
あなたが体験してきたこと、
何も知らないから
教えてください。
というお互い、
知らないもの同士という
関係だからはじまる、
なぜ? どうして?
です。
何が言いたいのかというと、
お互いに知っているという
思い込みは捨てて、
なぜ? どうして?
あなたのこと教えて!
という関係を築きませんか?
と、
提案したいのです。
純粋な子供のような気持ちで
相手に接した時、
なぜ? どうして?
を使った時、
知り合える楽しみに
気づけます。
なぜ? どうして?
を使っていけないという方へ。
なぜ、そう思うのか。
あなたの考えを
教えてください。
僕自身が、
思い込みをしていることに
気づけるかもしれないので。
杉浦
追伸
いつか、
組織にはびこる思いこみを外し、
組織と個人のパフォーマンスを発揮する
ための研修でもやりたいな。
興味がある方、
お問い合わせください。
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