今日という一日
朝7時8分頃に、
地下鉄名古屋駅に到着し、
電車を降りた。
読みかけの本をカバンにしまっている時、
ベロンベロン
に酔っぱらったお兄様が
ふらふらしながら歩いている姿が目に入った。
電車が発車し、
ゴォーーと音を立てて走っているのに、
そのお兄さまは、
黄色い線の内側(線路側)を
ふらふら~~と歩いていた。
線路側は
黄色い線----の内側なのか
あるいは外側なのか?
|
外 | 電
|
側 | 車
どちらが正解なのかはどうでもいいことで、
その、あっち系に見えるお兄様は
今にも電車にぶつかりそうだった。
知らんプリもできたし、
何か言って、逆切れされても嫌だったけど、
もしも大事故になったら、
たくさんの人に迷惑がかかるし、
知らんプリした自分を後悔するだろうし、
だから、
お兄さんの手を掴み、
「危ないですよ。一緒に歩きましょう」
と無理やり
黄色い線の外側に引っ張り、
一緒に歩いた。
ここまで書いて気付いたけれど、
ひそかに僕は自分の行為を自慢している。
まあ、
そんな話もどうでもよくて、
お兄さんと階段を一緒に登りながら、
「お酒ですか?」 ←僕は満面の笑み
「朝まで飲んでたんだよ」 ←お兄さんは陽気
と会話し、
もう大丈夫だと思ったので、
「気をつけてくださいね」
と伝えて
僕は改札へ向かった。
お兄さんは、
「ありがとうよ」
と言ってくれた。
とても嬉しかった。
見た目がどうであれ、
ちょっと怖そうに見えても、
相手の好意に対して、
感謝を伝えられることって、
とても素敵なことだと思うから。
何が言いたいのかというと、
コミュニケーションや人づきあいに
正解なんてないと思う。
先日運営スタッフとして参加した、
浅井浩一さんの講演会で、
「浅井さんだからできたんでしょ。」
という意見も多少あった。
(そう言いたくなる真意は聞けていない。)
ひとりの部下も見捨てることなく、
最下位クラスの営業所を、
ひとりひとりをしっかりとケアしながら、
日本一に導いていった。
そう簡単なことではない。
と思う。
とても浅井さんの真似はできない
かもしれない。
ただ、
僕は、
できるかできないかでもなく、
何が正解か不正解かでもなく、
黄色い線の内側か外側か?
でもなく、
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今日という一日をどう生きたいのか?
今日という一日をどう終えたいのか?
自分は、人に対してどう関わりたいのか?
という自分の素直な気持ち・欲求を
大切にしたいと思っている。
土日にも関わらず、
出かけていたパパ
ずっと子供たちの面倒を
見てくれていた妻。
いつまでたっても、
当たり前と思うことなく、
妻に
「ありがとう」
を伝えられる夫でいたい。
そういう生き方をしたいと思う。
ただ、それだけ。
よっちゃん、ありがとね。
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